【わずか5分！】有線LAN＋無線LAN｜同時接続のカンタン設定

仕事もゲームも動画視聴も、ストレスなくサクサク進めたい――そんな理想を実現できる方法があります。


それが「有線LAN」と「無線LAN」を同時に使う設定です。


わずか5分の工夫で、通信の安定性と快適さを一気に高められました。

初心者でも簡単に試せる設定方法から、おすすめ機器、さらに注意点までわかりやすく解説します。

無線LANと有線LANの違い

無線LANと有線LANを同時に活用すると、それぞれの長所を活かし、インターネット環境を最適化できます。

それぞれの特性を活かした使い方があり、仕組みや特徴について詳しく見ていきましょう。

無線LANとは？

無線LANとは、Wi-Fiを使ってインターネットに接続する技術で、ケーブルを使わずにルーターを通じて通信するため、設置や利用が簡単なのです。

無線LANは、通信の不安定さという課題を抱えつつも、動画視聴やノートパソコンの自由な利用を可能にする現代に不可欠な技術なんです。

有線LANとは？

有線LANとは、LANケーブルを用いたインターネット接続方式で、その特徴は安定した通信と高速なデータ転送速度です。

有線LANは高画質動画やオンラインゲームに効果的ですが、配線の取り回しに制約があります。

無線と有線LANのメリット＆デメリット

無線と有線LANのメリット＆デメリット

無線LANと有線LANには、それぞれの特徴があり、利用するシーンによって、どちらが適しているかを選ぶのが大切です。

特徴	無線LANのメリット	無線LANのデメリット	有線LANのメリット	有線LANのデメリット
接続の自由度	ケーブルが不要で、電波が届く範囲内であればどこでも接続可能。	電波の届きにくい場所では通信が不安定になることがある。	通信が安定しており、高速である。	LANケーブルが必要で、設置場所が制限される。
複数接続	多くの機器を一度に接続できる。	電波干渉やセキュリティリスクがある。	セキュリティ性が高く、外部からの不正アクセスが難しい。	接続する台数分のLANケーブルが必要。
美観	配線が不要で部屋がスッキリする。	有線LANよりも通信速度が遅い場合がある。	高速通信が可能で、特に大容量データのやり取りに適している。	LANケーブルが部屋の美観を損ねることがある。
設置とコスト	配線工事が不要で、設置が簡単。	家の構造によってはデッドスポットができる可能性がある。	設定が簡単で、安定した通信が得られる。	LANケーブルの配線工事が必要で、コストがかかる場合がある。

無線＆有線LANの併用によるネットワークの利点

無線＆有線LANの併用によるネットワーク環境の利点

利点	説明
ネットワークの安定性向上	無線LANの不安定さを有線LANが補い、全体の安定性が向上する。
通信速度の最適化	有線LANは速度が安定しており、通信速度を保ちたいデバイスに適している。
広範囲での安定した通信	無線LANの範囲制限を有線LANで補完し、より広範囲で安定した通信が可能。
デバイスごとの最適な接続方法	デスクトップPCには有線LAN、ノートPCやモバイルデバイスには無線LANなど、用途に応じて使い分けられる。
ネットワークの信頼性向上	有線LANと無線LANを併用することで、一方に問題が生じても他方で通信を維持できる。
セキュリティの強化	有線LANのセキュリティ強度を活かしつつ、無線LANのセキュリティ設定を適切に行うと、全体的なセキュリティを向上できる。

無線LANと有線LANをうまく使い分けると、それぞれの良さを活かした快適なネット環境が作れます。

Windowsで無線＆有線LANを同時に使う設定方法

両方の回線に接続する
 Wi-Fiも通常通り接続します。
 まずは「両方が同時に有効」になっている状態を作りましょう。

「インターネット プロトコル バージョン4（TCP/IPv4）」にチェックを入れ「プロパティ」をクリックします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「詳細設定」をクリック

「自動メトリック」のチェックを外し、「インターフェイス メトリック」に数値を入力

今回は「有線LAN」を優先するので「1」を入力、半角数字で入力しないとエラーが出ます。

Windowsでの設定方法

Windowsで無線LANと有線LANを同時に利用するには、ネットワークアダプタの設定を適切に行う必要が、デフォルトでは、一方の接続が優先されるため、両方を同時に利用できるように設定を変更します。

ネットワークアダプタの確認

ネットワークアダプタの名前に「！」や「×」マークが付いている場合、そのアダプタが正常に動作していない状態を示しています。

ルーティングの設定

この設定を行うと、必要に応じて無線LANと有線LANを使い分けます。

Windowsキーをクリック
　　　　 
「cmd」または「コマンドプロンプト」と入力
　　　　 
「管理者として実行」を選択
　　　　 
win+ X ➡➡➡ Windowsターミナル（管理者）を選ぶ

【確認】
「route print」

もう一度実行して、追加したルートが「有線LANインターフェイス番号」で登録されているか確認してください。

これで、その宛先への通信は必ず有線LANを通ります。

ネットワークの手動切り替え

用途に応じて有線LANとWi-Fiを使い分けると便利です。

　　　【端末　Speed Wi-Fi WiMAX5G L13】

　無線LANスピード　　　　　※2025年8月25日0時39分　　　　　有線LANスピード

ルーターでの設定

有線LANと無線LANを同時に使うと通信の安定性と快適さが向上し、ルーターの適切な設定によってデュアルLAN環境”(※1)”を構築できます。

(※1)「デュアルLAN環境」とは、1台のPCやルーターで「有線LAN（Ethernet）」と「無線LAN（Wi-Fi）」の両方を同時に利用できるネットワーク構成を指し、1つの端末が2種類の通信経路を持ち、状況に応じて使い分けたり、同時に活用したりする環境です。

わずか5分の工夫で、仕事やゲーム、動画視聴もストレスなくサクサク進められるようになるので、この方法なら、理想的なネット環境を手に入れられるでしょう。

無線LANと有線LANを同時に使う際の注意点

無線LANと有線LANを同時に使用する際は、適切な設定と管理が重要で、誤った設定をすると、通信が不安定になったり、ネットワークトラブルが発生する可能性があります。

無線LANと有線LANを同時に使う際の注意点

それでは、無線LANと有線LANを併用する際の注意点を詳しく解説します。

ループバック防止

無線LANと有線LANを同時利用する際は、ネットワークループ防止の設定が必要です。

※「ループバック（loopback）」とは、通信データを外部に送らず、自分自身の機器に戻す仕組みを指します。

ループが起きると通信障害や速度低下につながるため、片方を適切に管理しましょう。

ネットワーク速度のバランス

接続の安定性維持

無線LANと有線LANを併用する際は、電波干渉を考慮した適切な設定で接続の安定性を確保するのが重要です。

無線LANの2.4GHz帯は電子レンジやBluetooth機器の影響を受けやすいため、5GHz帯を利用すると安定性が向上します。

セキュリティ対策（ファイアウォール・VPN）

無線LANと有線LAN併用時は、外部攻撃に備えた無線LANの適切なセキュリティ設定が不可欠です。

Wi-Fiを暗号化しVPNを利用すると、不正アクセスを防止できます。

無線＆有線LANの使い分けのポイント

無線LANと有線LANを用途に応じて使い分ければ、速度と安定性を最大限に活かした快適なネット環境を構築できます。

それでは、具体的にどのように使い分ければよいのかを解説します。

高速通信が必要な場合の有線活用

安定した高速通信を必要とする用途や大容量データの転送・リアルタイム性が求められる作業には有線LANを活用しましょう。

FPSやMMORPGなどのオンラインゲームは、遅延が発生するとプレイに影響が出るため、有線LANを推奨します。

項目	FPS（CFPS）	MMORPG
意味	一人称視点シューティング。特にCFPSは競技性・対戦性を重視したジャンル。	多人数が同じ世界で冒険や交流を行うオンラインRPG。
求められる要素	反射神経・精密なエイム・低遅延通信	長時間プレイ・キャラ育成・協力や交流
通信環境の重要性	数msの遅延が勝敗を左右するため有線LANが必須級	大規模戦闘では安定性が重要だが、日常プレイは無線LANでも可
有線LANのメリット	低遅延でラグを防ぐ・撃ち合いで有利・配信やVCが安定	レイドやPvPで切断しにくい・安定したデータ通信
無線LANのメリット	移動の自由度が高い・最新Wi-Fiなら複数端末でも安定	リビングや寝室でも遊べる・チャットや軽い狩りなら十分
代表タイトル	Counter-Strike 2、Valorant、Apex Legends、Call of Duty	FF14、World of Warcraft、黒い砂漠、リネージュ

スマートデバイスの無線接続の利便性

スマホやタブレットは無線LAN接続で持ち運び自由になり、家中で快適にインターネットを使えます。

動画視聴やSNSの利用など、常に高速通信を必要としない場合は、無線LANが便利です。

オフィスや家庭での最適な組み合わせ

オフィスや家庭では、無線LANと有線LANを適切に組み合わせることで、快適な環境を構築でき、用途ごとに接続方法を選ぶことで、安定性と利便性のバランスを取ることができます。

家庭内ネットワークはPCやテレビを有線、スマホやタブレットを無線で使い、ルーター配置とセキュリティ対策に注意することが重要です。

無線LAN＆有線LAN＋ＷiMAX5GL13の魅力？

特徴	詳細
製品名	Speed Wi-Fi HOME 5G L13
メーカー	ZTE ジャパン株式会社
サイズ	約W100 × H207 × D100mm
重量	約635g
通信規格	5G
最大通信速度（受信） 最大通信速度（送信）	4.2Gbps 286Mbps
Wi-Fi規格	2.4GHz : IEEE802.11b/g/n/ax 5GHz : IEEE802.11a/n/ac/ax
同時接続可能台数	無線LAN: 32台 有線LAN: 2台
セキュリティ	WPA3対応
対応OS	Windows® 11/10 macOS 13~11
インターフェース	2.5GBASE-T/1000BASE-T/100BASE-TX × 1ポート 1000BASE-T/100BASE-TX × 1ポート
簡単接続機能	WPS、QRコード、NFC
設置方法	コンセントに差し込むだけ（工事不要）
	※2025年8月25日時点

同時接続（無線LAN + 有線LAN）の利点

高速な5G通信と最新のWi-Fi6技術を組み合わせ、さらに有線LANポートも備えているため、多様な通信ニーズに対応できる高性能なホームルーターです。

よくある質問（FAQ）

無線LANと有線LANを同時に使う際に、よくある疑問について解説します。

設定や環境によっては、通信が遅くなったり、うまく動作しない場合があるため、適切な対策を知っておくのが大切です。

「同時接続」別ネットワークとは？

単なる複数端末の接続とは異なり、1つのデバイスが複数のネットワークを同時に利用する点が特徴です。

区分	メリット	区分	デメリット
冗長化	一方のネットワークが切断されても、もう一方で通信が継続できる。	設定の複雑さ	手動でルーティングを行う必要がある場合がある。
速度向上	複数の回線を同時に活用し、帯域を広げられる。	コスト増	複数の回線契約や高性能ルーターが必要になるケースもある。
柔軟性	アプリや用途ごとに回線を切り分けられる。	干渉リスク	無線同士を併用する場合、周波数帯が重なると速度低下の原因になる。

同時に使うバッファロー

バッファロー製ルーターは 30〜64台以上の同時接続 に対応するモデルが多く、トライバンドやEasyMeshを使えばさらに安定性が向上します。

同時利用のメリット（バッファロー製品）	デメリット（バッファロー製品）
大量接続に強い: 家族全員が同時にPC・スマホ・ゲーム機を使っても安定。	エントリーモデルでは接続台数が制限され、20〜30台を超えると不安定になる場合がある。
安定通信: 独自の干渉回避機能（干渉波自動回避機能）が搭載されている。	トライバンドやメッシュWi-Fi対応モデルは価格が高め。
簡単設定: 専用アプリ「StationRadar」や「AirStation Connect」で簡単に設定や管理が可能。	有線LANポート数はモデルによって異なるため、同時利用したい環境に合わせて選定が必要。

※参考
バッファロー公式「AirStation（Wi-Fiルーター）

速度が遅くなる場合の対処法

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有線LAN無線LANどっちが速い？

有線LANは安定性と速度に優れ、ゲームや動画配信、会議に最適です。


無線LANは利便性が高い一方で環境に左右されやすく、用途に応じた使い分けが必要になります。

安定性を求めるなら有線LAN、利便性を求めるなら無線LANが有利です

有線＆無線LANどのルーターが適しているか？

【参考リンク】
Wi-Fi Alliance（アライアンス）概要総務省用
※無線LAN規格のIEEE802.11シリーズの普及促進や機器メーカー間の相互運用を推進するための
業界団体。
バッファロー公式
ASUS（エイスース）公式
NECプラットフォームズ

まとめ

有線LANと無線LANを用途に応じて切り替えると、安定性と利便性を両立した快適なネット環境を実現できます。

PCやゲーム機は有線LANで安定通信を確保し、スマホやタブレットは無線LANで自由に活用します。

さらにルーター設定の最適化と機器選定により、通信速度と安定性を向上できるでしょう。